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2005年 12月 11日
クリスマスを目前にして、ここジャクソン近隣もクリスマスムード一色。夜、家に帰る途中、家中をイルミネーションで飾った家を多く見かけるし、買い物に行くとバーゲンをやっていたり、クリスマスグッズを売っていたり。会社でも、恵まれない人たちへのクリスマスプレゼント寄付のイベントがあったり、上司からクリスマスのオープンハウスの案内状が届いたりといった具合。
独り身の日本人として、クリスマスとは無縁の生活を送っている僕も、同級生のIさん夫妻に誘われてダウンタウンのBaptist Churchで行われるChristmas Carolのイベントに参加した。基本的に参加費は無料(最後に寄付の依頼があるが、払わないこともできる)。久しぶりにジャケットをはおり、会場まで車で移動。 チケットには「3時までに入れば席は確保されます」と書いてあったので、余裕を持って二時半すぎに到着したところ、優に2,000人近くは入りそうな巨大なホールの3分の2ほどがすでに埋まっていた。ここは比較的所得の高い人たちが来る教会とのことで、来ているのはほとんどが白人。20代くらいの若者も結構多い。 3:30pmに開演。内容は、聖歌隊の歌うクリスマスソングを柱に、チャールズ・ディッケンズ原作の「クリスマス・キャロル」やキリスト生誕などをテーマにした寸劇、ダンス等々。とにかく内容がバリエーションに富んでいて、観客を飽きさせない。カメラも照明も音響も本格的だし(追って、クリスマスの日にテレビ中継されるらしい)、歌手も本当に歌がうまい。まさに一大エンターテインメントといった趣きである。クリスマス・キャロルというと、小さな教会でオルガンに合わせて歌を歌うくらいのイメージしかなかったのだが、よい意味で予想をはるかに超える内容。クリスチャンではない人でも知っている歌が多く、大人から子供まで幅広い年齢層が楽しめるものだった。 もう一つ、この大掛かりなイベントを教会が主催しているのをみて、宗教が生活に根ざした社会だということを改めて実感した。ミシシッピでは、どんなに田舎に行っても(スーパーがないような町でも)教会だけは立派な建物が建っている。テネシーやアラバマ、アーカンソーなど周りの州と比べて、その数もミシシッピの方がずっと多いような印象を受ける。教会の財政は寄付で成り立っているはずなのだが、ミシシッピの人が敬虔、ということだけではなく、白人と黒人が主体の人口構成、貧富の差、また単にお金を使う用途が少ないといったことなど、いろいろな事情がその背景にはあるんだろう。 素晴らしいイベントだった反面、いろいろ考えさせられる一日でもあった。
by 1yawatam
| 2005-12-11 22:46
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